緊急事態宣言の延長を受けて(令和3年9月13日)

緊急事態宣言の延長を受けて(令和3年9月13日)（外部サイト）

令和3年9月13日　富士見市長　星野 光弘

　市民の皆様には、日ごろから新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にご協力くださり、心から御礼申し上げます。
　また、毎日、大切な命を守るためにご尽力をいただいております富士見医師会をはじめとする医療機関、福祉機関などのエッセンシャルワーカーの皆様に対し、心から感謝申し上げます。

　本市の新型コロナウイルス感染症の感染状況についてですが、9月に入り、一日の感染者数が一桁の日が続くなど減少傾向にあります。しかしながら、9月12日までで159人の感染を確認しており、いまだ感染者は多く、県内の病床使用率についても高止まりを続けているなど、厳しい状況が続いています。
　県内の年齢別の感染状況では、20歳代の方が一番多くなっており、また、若い方でも重症化する方が出てきております。デルタ株は感染力が強く、誰もが重症化する可能性があり、重症化しにくいとされる若い年代の方々も注意が必要です。
　そうした中、政府は、埼玉県を含む19都道府県を対象地域とした緊急事態宣言を9月30日まで延長をしました。
　本市においても、9月10日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、公民館、交流センターなどの屋内施設の新規の予約受付及び午後6時以降の利用停止と市主催のイベント等を原則中止とする対応を9月30日まで延長することを決定いたしました。

　県の緊急事態措置に基づき、引き続き9月30日までの間、埼玉県全域に感染拡大防止への協力が要請されています。
　デルタ株は感染力が強く、県内での感染経路の多くは家庭内感染です。一人の感染から家族全員に感染が広がるケースが多く確認されており、家族を守るためには、家庭内にウイルスを持ち込まないようにすることが大切です。
　「自分はきっと感染しない」「少しくらいなら大丈夫」との気の緩みから感染は拡大していきます。感染拡大を防ぐため、引き続き、不要不急の外出の自粛と3密の回避などの基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。
　また、飲食店を利用する際は、「彩の国新しい生活様式安心宣言飲食店プラス」のステッカーが貼ってあるかなどを目安に、感染防止対策がしっかりと講じられている飲食店をご利用いただくようお願いいたします。

　次にワクチン接種についてです。
　ワクチン接種につきましては、9月12日時点で、約62,000人の方が1回目の接種を受け、うち2回目が終了した方は、約47,000人となっており、対象者の約46％の接種が完了しています。
　接種予約につきましては、9月7日より12歳以上全ての方の予約を受け付けております。本日9月13日に、個別接種会場でのファイザー製のワクチン接種の予約枠として、約10,000回分の受付を開始いたしました。
　また、9月27日から10月10日の間には、さらにワクチンが安定的に供給されますので、11月中には、対象者の約8割の接種が完了する見込みです。
　なお、これまで市内の接種会場では、ファイザー製のワクチンによる接種を実施しておりましたが、健康増進センターの集団接種会場において、モデルナ製のワクチン接種についても限定的に実施することといたしました。本日9月13日に9月19日と26日の日曜日に、1回目の接種をする約400人分の受付を開始しました。
　ご自身の健康、そして家族や友人など大切な方を守るために積極的な接種をお願いいたします。

　最後になりますが、自宅療養者への支援策についてお伝えいたします。
　8月27日から自宅療養者の方へ、マスクやトイレットペーパーなどの日用品に、おかゆ、ゼリーやスープなどの食べやすい食料品をプラスした支援物資セットを配送しております。
　また、同じく8月27日から、自宅療養者の健康面や生活面での相談窓口を健康増進センターに開設し、保健師が対応しておりますので、自宅療養の際、不安なことやお困りのことがありましたら、ご相談ください。
　そのほか、市民の皆様や事業者の皆様への支援策に係る補正予算を現在開会中の市議会9月定例会に追加提案を行うべく準備を進めておりますので、近日中には、市ホームページ等で内容をお知らせいたします。

　市民の皆様、一日でも早く日常を取り戻すために、オール富士見一丸となって感染防止対策に取り組んでまいりましょう。