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No,5・・・新河岸川を歩く(2)

最終更新日:2019年1月25日

今回は、南畑橋~木染橋付近を紹介します。

南畑橋


旧新河岸川開拓記念碑

新河岸川舟運が盛んなころ、市内で新河岸川に架かる橋は木製の太鼓橋の南畑橋だけでした。ほかに川を渡るには渡し舟が利用され、この付近では蛇木(へびぎ)、竹ノ内、木染に渡し場がありました。



旧南畑橋(大正初期)

南畑橋は、蛇木河岸と本河岸の中間にあたり、船着場があり船宿や商店が並び、「橋場」と呼ばれにぎわっていました。現在の南畑橋は河川改修前の橋から50メートル ほど南にあります。その北側には、廃川となった敷地の土地改良の竣
工(しゅんこう)を記念した旧新河岸川開拓記念碑(昭和54年)があります。


水越門樋・山形樋管


水越門樋

南畑公民館前の道に沿って、金蔵院、上南畑神社、興禅寺などの社寺があります。以前は水越神社と言われていた上南畑神社脇の水路(水越排水)にあるのが水越門樋です。煉瓦製で旧新河岸川の増水時に水路への逆流を防ぐために造られました。また、しののめの里と氷川神社の間にあるのが山形樋管(氷川樋管)です。煉瓦製で、水路改修に伴って移設し保存されています。



山形樋管(移設前)

煉瓦製の樋管は、明治時代中ごろから大正時代初めにかけて埼玉県内に数多く造られた近代化遺産です。市内には7基以上の煉瓦製樋管がありましたが、現在まで残るのは明治37年(1904年)に造られたこの二つの樋管だけで、市指定文化財となっています。


案内図

地図

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