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No,11・・・春を誘う「はんな様」

最終更新日:2019年1月25日

毎年4月10日は、富士見市の市制施行記念日であるとともに、「はんな様」と親しまれている、勝瀬にある榛名神社の例大祭でもあります。

榛名神社の歴史


昭和40年代の「はんな様」

榛名神社の創立年代は明らかではありませんが、文明九年(1477年)に再建した際の棟札があり、室町時代にはあったことがわかります。お舟山伝説、藤島伝説、御水足池(おみたらしのいけ)伝説など多くの言い伝えも残されている神社で、江戸時代には修験道の万宝院が管理していました。

大正~昭和の初めに編さんされた『鶴瀬村郷土誌』には、「四月十日~晴天ナレバ老若男女達遠近ヲ問ハズ諸方ヨリ群集シ恰モ立錐ノ余地ナシ故ニ近郷ノ三大祭ノ一ニ数ヘラ」れるほどの祭りであったと記されています。弘化元年(1844年)の本殿石垣を寄進した村には、市内の村をはじめ川越市、ふじみ野市、三芳町、所沢市、志木市、新座市、狭山市の82か村の名が刻まれており、広くに知られた神社でした。


例大祭は日中に行われ、屋台では勝瀬囃子保存会による囃子、神楽殿では斉藤社中の里神楽が奉納されるほか、植木市をはじめと多くの露天商が出て、大いに賑わいます。

勝瀬囃子は、明治時代初めにさいたま市大久保領家から伝えられ、踊りは羽沢の神楽師斉藤太夫から教えられたと言われています。囃子の特徴は「屋台」で、昇り調子で歯切れがよく聞いていて景気がいいためケンカ囃子と言われた古囃子です。


里神楽


勝瀬囃子


「はんな様」は、砂川堀の桜並木とともに、春の訪れを感じる行事の一つといえます。

榛名神社周辺地図

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