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特定非営利活動法人コットンドリーム(福祉・社会教育)

法人についての詳細は外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。埼玉県NPO情報ステーション(外部サイト)をご覧ください。

取材レポート(平成25年5月15日)

障がい者が安心して生活できる環境を
~特定非営利活動法人 コットンドリーム~

サイン入りのユニフォームとボール

 現在、サッカーJ1の首位を走る大宮アルディージャ。そのピッチに映える洗いたてのオレンジのユニフォームには、社会の中で自立を目指す子どもたちとの信頼が詰まっていました。

株式会社モビメントの黄色い工場

株式会社モビメント


前を通ると思わず目にとまる鮮やかなこの黄色い建物が、コットンドリームの作業場、「株式会社モビメント埼玉工場」です。その中で、素敵な笑顔が輝く皆さんに出会います。

 コットンドリームは、車いすで生活する10代から20代の重度身体障がい児が、社会で自立して生活することを目指しています。

同じ特別支援学校に通っていたお子さんたちの保護者で、平成19年に設立されました。

 5年前から、ユニフォームのレンタルやクリーニングを扱う株式会社モビメントから仕事を受託して、リネン作業を行っています。

地元にある文京学院大学で障がい児者について学ぶ学生や卒業生が、子どもたちのサポート役も兼ね、
一緒に働いています。


作業机にはたくさんのタオル

 取材日は、美容室からの依頼で作業机にはたくさんのタオルが積まれていました。
他にもディズニーリゾートなどを手がけるオリエンタルランド、ホテル等の依頼も入ります。

そして、以前はここで大宮アルディージャのユニフォームを洗濯し、選手を裏側から支えていました。


 今は、新しくなったアルディージャの施設にリネン室が付いたため、ここではユニフォームの洗濯を一時お休みしています。
しかし、リネン室が完全バリアフリーになり、また選手のユニフォームを洗えることを皆さん心待ちにしています。

洗って、畳んで、紐束ね

サポートさん準備中

 大きなドラム洗濯機からサポートさんが洗濯物を運んでくると、この日担当の鹿沼諒さん、原誠さん、森寛太さんは席について仕事を待ちます。

サポートの皆さんが明るく話しかけ、それに笑顔で答えつつ和やかに準備が進みます。


いよいよここからはタオル畳みの始まりです。

使うのはTシャツをたたむ便利グッズ。

つかみやすいようにそれぞれハンガーや大きさの違う洗濯ばさみがつけてあり、
皆さんの個性に合わせて工夫されているのがわかります。

グッズにも工夫をこらして

グッズにも工夫をこらして2


 サポートさんが肩をぽんとたたくのを合図に手を動かす子、作業が早く私たちをびっくりさせる子。

一人ひとりが自分らしく一生懸命に働いています。

皆さん自分らしく働いています

仕事の合間にストレッチも!


束ねた紐を切ります

 モビメントと契約した当初は、まずお母さんが仕事を覚え、限られた時間の中で仕事をこなすことに精いっぱいだったそうです。

しかし、今お母さん方が工場で働くのは月2回ほど。
お子さんは週2日のシフト制ですが、仕事だからとお母さんとは日にちが重ならないようにしています。


「仕事では親と顔を合わせたくないと思います。」と笑顔でおっしゃっていましたが、その本心は
「子離れが難しいんですよね。」とのちょっぴり寂しい親心でした。

「ビジネス」という道。そしてかけがえのない存在に

信頼しあっている皆さん

 コットンドリームは「ビジネス」として、継続できる体制作りに重点を置いています。

そのため、サポート役にもなっている卒業生や学生にはきちんとお金が支払われています。

ボランティアではなく、お金をもらうことで仕事に責任を持つことが大切であるといいます。

活動をずっと続けるため、コットンドリームが選んだこの道にはっとさせられる思いでした。


オリジナルのポロシャツも。つながっています

 この仕事を受けることになってから、コットンドリームとモビメントは大きな信頼で結ばれています。

以前、他の団体から「その仕事がほしい」と声が上がったときも、これはコットンドリームの皆さんに任せたい、とモビメントの方は揺るがなかったそうです。


車いすにもアルディージャ!

入り口のマットにも


大宮アルディージャの選手や関係者の皆さんが激励に訪問したこともあり、皆さんはどんどんファンになっていった
とのことでした。

「息子はオレンジ色を見ると『アルディージャ!』って言うんです。」
と明るく話してくださったお母さん。

大切に飾ってあったサイン入りのユニフォームやボールを始め、部屋の中は多くのアルディージャオレンジ。

仕事上の関係だけではない、温かい絆であふれていました。

今より、もっと明るい未来を目指して

syasinn

 コットンドリームは今年で6年目を迎えます。

「子どもたちが25歳になるまでにグループホームを完成させることを目標としてきました。」
と鹿沼さんは語ります。

現在、最年長の諒さんは23歳です。
近くに入所できるグループホームは少なく、年齢がさらに下の子も入所待ちをしている現実があります。

全員が発作やてんかんを持っているため鍵つきの部屋に入れるのは怖いともお話してくださいました。

目指すのは、顔が見える、同世代の皆さんのためのグループホームです。


 その第一歩のため、コットンドリームは認可に向けて前進を続けています。
「今は難しいけれど、いずれは他のお子さんの受け入れも行いたい」とのお言葉は力強く、とても印象的でした。

同世代の障がい児が安心して、自立できる環境作りのために。

真心のこもった洗濯物は今日も町に届きます。

賛助会員のお願い

特定非営利活動法人 コットンドリームでは賛助会員を募集しています。
法人・個人に関わらず一口1,000円から協力をお願いしています。
(賛助会員に入会金はありません)

活動の趣旨にご賛同・ご協力いただける方はご連絡をお願い致します。

連絡先 担当:萩原 090-9299-3804
cottondream-001@ezweb.ne.jp

所在地

活動場所

 株式会社モビメント埼玉工場 : 新座市大和田2-3-21


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