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富士見市生物多様性ポータルサイト

最終更新日:2026年1月21日

 富士見市では、富士見市の豊かな自然環境の保全を推進するため、令和5年4月を始期とする富士見市生物多様性地域戦略を策定しました。
 富士見市生物多様性地域戦略では「多様な生きものと共生し、自然と調和のとれた健全で豊かな社会を目指す」ことを目標(目指すべき社会)として定め、私たちの暮らしに様々な恵みをもたらしてくれる富士見市の豊かな自然を次の世代に引き継ぐため、様々な取組みを進めていきます。

 このページでは生物多様性とはどんなことなのか、生物多様性はなぜ重要なのかなどについて紹介しています。
 このページを見た方がすこしでも生物多様性について興味を持っていただき、できることから行動することで、自然と調和のとれた健全で豊かな社会の実現を目指していきたいと思います。

生物多様性とは

 「生物多様性」
 あまり聞きなれない言葉かもしれません。

 生物多様性とは、「様々な生態系が存在すること並びに生物の種間及び種内に様々な差異が存在することをいう。」と生物多様性基本法で定義されています。
 地球上には3,000万種ものたくさんの生きものが生息していると言われており、これらの生きものには一つひとつに個性があり違いがあり、皆、直接・間接的に支えあって生きています。この様々な個性とつながりを生物多様性といいます。

 生物多様性を守る世界的な取組みとして平成4年に採択された生物多様性条約では、生物の多様性について「生態系の多様性」「種の多様性」「遺伝子の多様性」の3つのレベルで多様性があるとしています。


3つのレベルの多様性

生物多様性を守ることの大切さ

 私たちの暮らしは、食料や水、気候の安定など、様々な生きものが関わりあう生態系からの恵みである「生態系サービス」によって支えられています。
 生態系サービスには

  • 基盤サービス(光合成による酸素の供給、水、栄養塩の循環、土壌形成など生命の生存基盤となるもの)
  • 供給サービス(食料、木材、繊維の供給や医薬品の開発等の資源を提供するもの)
  • 文化的サービス(伝統文化の育み、精神的・宗教的な価値や自然景観などの価値、レクリエーションの場を提供するもの)
  • 調整サービス(水質浄化や気候の調整、自然災害の防止や被害の軽減、天敵の存在による病害虫の抑制など働きをするもの)

の4つがあります。

 もし、生物多様性が失われてしまうと私たちはこれらの恩恵を受けることができなくなってしまいます。
 
 私たちの暮らしと生物多様性のつながりの一つとして、医薬品があります。
 私たちが使用している医薬品には、野生の動植物由来の原料を使用しているもの、土の中に生息している微生物や菌類が作り出す成分やそれらの機能を利用することもあります。私たちが生きていくためにも生物多様性の保全は重要なものなのです。

 豊かな生物多様性に支えられた生態系は、人間が生存するために欠かせない安全な水や食料の安定的な供給に寄与するとともに、暮らしの安心・安全を支え、さらには地域独自の文化を育む基盤となる恵みをもたらしてくれています。
 こうした自然の恵みによって私たちの生活は物質的には豊かになった一方、生物多様性と生態系サービスはどのようになってきているのでしょうか。


生態系サービスのイメージ(出典:環境省「ネイチャーポジティブポータル」)

生物多様性の現在

 私たちの暮らしに恵みを与えてくれる生物多様性ですが、現在、地球規模で失われつつあります。
 日本では少子高齢化・人口減少社会を迎えており、特に豊かな生物多様性を育む基盤となる森林などを有する地方における農林業者の減少等により里地里山の管理の担い手が不足し、資源が十分に活用されないことなどが、 国内の生物多様性の損失の要因の一つになっています。同時に、海外の資源に依存することで海外の生物多様性の損失にも影響を与えている状況となっています。
 
 地球上に生息していると言われている3,000万種の生きものですが、毎年、どのくらいの種類の生きものが絶滅しているのでしょうか。

 その数は、4万種程度とされており、その理由は、主に私たち人間の活動の影響によるものと言われています。

 地球上では過去にも、自然現象などの影響により大規模な絶滅が繰り返し起こってきましたが、現在の絶滅スピードは過去のものを大きく上回っており、その速さが問題となっています。
 生態系は様々な生きものたちによって絶妙なバランスで保たれているため、特定の種が突然絶滅すると、生態系のバランスが崩れ、他の種にも悪影響を及ぼしてしまうのです。 このままのスピードで生きものが絶滅していくと、私たちの生活にも大きく影響が及ぶ可能性が高まることとなります。

【人間がもたらしている生物多様性4つの危機】

  • 第1の危機
    開発や乱獲などの人間活動による生態系の破壊、種の減少・絶滅
  • 第2の危機
    里地里山の手入れ不足など人間の働きかけの減少による影響
  • 第3の危機
    外来種や化学物質などの持ち込みによる生態系のかく乱
  • 第4の危機
    温暖化など地球環境の変化による生息環境の悪化


生物多様性の危機(出典:環境省「みんなで学ぶ、みんなで守る生物多様性」)

富士見市の生物多様性

 富士見市は南西部の武蔵野台地と北東部の荒川低地との境の斜面からいくつもの湧水が湧く、都市近郊でも貴重な湧水が存在するまちであり、水辺環境の豊富さが特徴です。
 水田、湧水、河川などの水辺環境が豊かな富士見市には、多くの動植物が生息・生育しています。
 令和3年度に行った市内の動植物調査では、環境省レッドリスト2020及び埼玉県レッドリスト2018に掲載されている64種を含む1,133種の生きものが確認されました。
 富士見市では、これらの富士見市の豊かな自然環境の保全を推進するため、令和5年4月を始期とする富士見市生物多様性地域戦略を策定しました。

(注記)レッドリスト:日本に生息又は生育する野生生物を対象に、専門家で構成される検討会において生物学的観点から種の絶滅の危険度を客観的に評価してリストにまとめたもの。国や地方公共団体が作成している。


富士見市生物多様性地域戦略体系図

富士見市環境基本計画のページへ
(注記)富士見市生物多様性地域戦略は第3次富士見市環境基本計画と一体となって進めていくため、環境基本計画に包含しています(生物多様性地域戦略は71ページから82ページまでです)。

富士見市の自然や生きものを感じられる施設・場所

 富士見市では、以下の自然公園や湧水周辺など、自然や生きものを感じられる施設や場所があります。

(注記)
写真は現在の様子と異なる場合があります。
個人の土地には許可なく立ち入らないようにしましょう。

私たちにできること

 地球規模で起きている生物多様性の危機ですが、生物多様性を守るために私たちにできることはたくさんあります。
 普段の暮らしの中の私たち一人ひとりの意識と行動が生物多様性を守ることにつながっていきます。

地球温暖化防止対策に取り組もう
 地球温暖化が進み、世界の平均気温が1.5~2.5℃上がると、20~30%の生き物が絶滅するおそれが高まると予測されています。省エネルギーなど地球温暖化対策に取り組むことも、生きものの生息・生育環境を守ることにつながります。

食べ残しなどの食品廃棄物を減らそう
 日本で排出される食べられるのに捨てられる食品(食品ロス)の量は、年間464万トン(令和5年度 農林水産省・環境省推計)と推計されており、日本の人口 1人当たり毎日おにぎり1個(102g)を捨てている計算になります。
 食べ残しや買いすぎ、作りすぎをせず、食品廃棄物を減らすことは、生態系サービスの無駄遣いをなくすことにもなります。

環境に配慮した製品を選ぼう
 近年、木製品や水産物、農産物について、生物多様性に配慮した方法で生産されている製品を第三者機関が認証する取組が進められています。私たち消費者は、こうした製品を選ぶことでも生物多様性を守ることができます。


サステナブルラベルの一例


●「4R」にチャレンジしよう
 「4R」とは、リフューズ(ごみとなるものを断る)、リデュース(ごみとなるものを減らす)、リユース(再使用)、リサ イクル(再資源化)のこと。
 自然資源の大量消費による生産を続けていけば、限りある自然資源が枯渇してしまいます。 また、大量に消費すれば処分するエネルギーも必要となり、大量生産・大量消費は生物多様性に悪影響を及ぼします。

自然観察や自然体験の機会を増やそう
 自然とのふれあいは、身近な自然や生き物に対する興味や関心を深め、家庭や地域での生物多様性に対する理解を広げます。また、地域の魅力を再発見するきっかけになります。

●ペットは最後まで責任をもって飼おう
 ペットとして飼われている動物の中には、昔は日本にいなかった外国産の生きものがたくさんいます。
 外国産の生きものを自然に放してしまうと、日本の自然の中で暮らす生きものたちを食べたり、エサやすみかを奪うなど、全国で大きな問題になっています。
 まずはペットを飼う前に、「どのくらい大きくなるのか?」「どのくらい長く生きるのか?」「うるさかったり、獰猛だったりしないか?」などをしっかりと確認して、最後まで飼い続けられるかをよく考えましょう。

イベント情報など

市内で活動している団体紹介

 市内では生き物や環境などの保全に関する活動に取り組んでいる団体があります。
 それぞれの団体の活動内容をご覧いただき、興味がある活動を行っている団体があったら一緒に活動してみませんか?
 また、ここへの掲載を希望される団体の方がいらっしゃいましたら、環境課までご連絡ください。掲載するフォーマットをお送りしますので必要事項を記載していただいたのち、ホームページへ掲載いたします。(本ページへの掲載は生物多様性に関する活動団体の紹介となります。内容によっては掲載できない場合もありますのでご了承ください)

活動団体

野生の動植物や外来生物について

関連リンク

お問い合わせ

環境課 環境保全係

〒354-8511 埼玉県富士見市大字鶴馬1800番地の1 市庁舎2階

電話番号:049-252-7129

FAX:049-253-2700

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