離乳初期(生後5か月~6か月頃)
最終更新日:2020年5月11日
すすめ方のポイント
- 離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れる時期です。
- 離乳食の回数は1日1回与え、母乳や育児用ミルクは、授乳のリズムに沿って赤ちゃんが飲みたいだけ与えましょう。
- 離乳の開始は、食物アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始めます。新しい食品を始める時には赤ちゃん用のスプーンで1さじずつ与え、様子をみながら量を増やしていきましょう。慣れてきたらじゃがいもや人参等の野菜、果物、さらに慣れたら豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄など、種類を増やしていきます。
- 調理の形態は、おかゆ(米)の初めは「つぶしがゆ」とし、慣れてきたら粗つぶしへと進めます。野菜類やたんぱく質性食品などは、始めはなめらかに調理します。ドロドロのポタージュ状やプレーンヨーグルトの固さが形状の目安です。
- 調味について、離乳の開始時期は、調味料は必要ありません。
- 母乳育児の場合、生後6か月の時点で、鉄欠乏を生じやすいとの報告があります。また、ビタミンD欠乏の指摘もあることから、母乳育児を行っている場合は、適切な時期に離乳を開始しましょう。
初めの1か月の進め方の目安
進め方の目安
穀類 | つぶしがゆから始める。 |
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野菜、果物 | 穀類に慣れてきたら、穀類と同様に、すりつぶした野菜なども試してみる。 |
魚、肉、豆腐、卵、乳製品 | 穀類、野菜、果物に慣れてきたら、つぶした豆腐、白身魚、卵黄なども試してみる。 |
- 初めて食べる食材は、赤ちゃん用のスプーン1さじから始め、計量スプーン小さじ1(赤ちゃんスプーン3さじ程度)~小さじ5程度まで徐々に量を増やしていきましょう。
- 離乳食初期の時期は、離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れることが大事なので、食べた量はあまり気にしなくて大丈夫です。
- 離乳食が足りているか、食べすぎていないか不安になったら、母子健康手帳の成長曲線のグラフに体重・身長を記入して、成長曲線のカーブにそって伸びていれば大丈夫です。
離乳初期に食べられる食品
レシピの紹介
ベビーフードを利用する時の留意点
ベビーフード等の加工食品を上手に使用することにより、離乳食を作ることに対する負担が少しでも軽減するのであれば、それも一つの方法です。ベビーフードは、各月齢の赤ちゃんに適する多様な製品が市販されています。ベビーフードを利用する際の留意点を踏まえ、適切に活用しましょう。
- 月齢や固さのあったものを選び、与える前には一口食べて確認をしましょう。
- 離乳食を手づくりする際の参考にしましょう。
- 用途にあわせて上手に選びましょう。
- 料理や原材料が偏らないようにしましょう。
- 開封後の保存には注意して、食べ残しや作りおきは与えないようにしましょう。
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