多様な性があるということ~性的マイノリティ(LGBT等)の理解~
最終更新日:2022年8月26日
わたしたちの社会では、人それぞれの考え方、人生、家族の形に違いがあるように、性のあり方も人それぞれに違いがあります。誰もがありのままで生きていける暮らしやすい社会になるためには、価値観や考え方を広げ、さまざまな違いを認め合う必要があります。
LGBTとは
頭文字 | 意味 | ![]() | |
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L | レズビアン | 女性を恋愛対象とする女性 | |
G | ゲイ | 男性を恋愛対象とする男性 | |
B | バイセクシャル | 女性と男性の両方を恋愛対象とする人 | |
T | トランスジェンダー | 出生児に割り当てられた性別とは異なる性別で生きる人 |
「性」というと、男性と女性の2種類だけ、好きになる相手は異性が当たり前、と思う方が多いかもしれませんが、自分がどのような性別の人を好きになるのか(性的指向:Sexual Orientation)と、自分自身の性をどのように認識しているか(性自認:Gender Identity)は、一人ひとり異なり、人の数だけあると言われています。近年このような考え方は「SOGI=ソジ」という概念で知られるようになってきました。SOGIとは、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字をとった言葉で、すべての人が対象となります。また、同性を好きになる人や性のあり方に違和感を覚える人などを性的マイノリティといい、LGBTなどが含まれます。LGBTとは、「L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダーの頭文字の略です。LGBTのほかにもQ=クエスチョニング/クィアなど、多様な性があります。
性的マイノリティの方が抱える生きづらさ
性的マイノリティの方は、子どもの頃から少しずつ自分の心の性や好きになる性が他者と違うことに気づきはじめますが、多くの人が「相談してもわかってもらえない」「自分を否定されるのが怖い」「いじめられるかもしれない」などの不安から悩みを相談できず、苦しんでいます。多様な性への理解を促進し、誰もが自分らしく生きることができるような社会づくりが必要です。
私たちにできること
- 学校や職場、地域などあらゆる場面で、周囲に性的マイノリティ(LGBT等)の方がいるかもしれないということを認識する必要があります。異性愛が当たり前といった考えによる日常の何気ない言葉に、傷ついている人がいます。
- 性的マイノリティ(LGBT等)であることを告白(カミングアウト)されたら、本人の気持ちを肯定的に受け止めながら話を聞き、困っていることや協力してほしいことを聞いてみましょう。カミングアウトの相手は慎重に選ぶはずですから、あなたはとても信頼されているということです。相談の内容は、他人に話さないようにしましょう。
- 性的マイノリティの方の性的指向や性自認について、本人の了解なく他人に話す「アウティング」は、善意であってもその方を傷つけ、精神的に追いこんでしまう可能性があります。アウティングは絶対にしないようにしましょう。
- 『アライ』になりましょう。これは、同盟や支援という意味の英語「Ally」が語源の、LGBTを含む性的マイノリティを理解し支援するという考え方やその考えを持つ人のことです。
- 誰もがひとりひとり大切にされ、自分らしく、その人らしく生きられる学校や社会であるために、お互いの違いを受け入れましょう。子どもや友人、自分がありのままで活躍できる社会を作りましょう。
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埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例が公布・施行されました
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