RSウイルス感染症について
最終更新日:2026年2月5日
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、乳幼児の呼吸器感染症の主要な原因であり、日本を含め世界中に分布しています。
何度も感染と発病を繰り返すとされており、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。
新生児や乳幼児、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患を有する高齢者などでは、重症化しやすく、年長児や成人における再感染時は重症となることは通常少ないですが、感染源となり得ることから注意が必要です。
症状について
通常RSウイルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日続きます。健康な成人はRSウイルスに感染しても軽症で、多くは風邪のような症状で自然軽快します。
しかし、以下のような方がかかった場合、呼吸困難や肺炎に移行するなど重症化する場合があります。
- 生後6か月以内の乳児、早産児
- 生後24か月以下で心臓や肺に基礎疾患がある小児
- 神経・筋疾患やあるいは免疫不全の基礎疾患を有する小児
- 慢性呼吸器疾患などの基礎疾患を有する高齢者等
流行時期
以前は秋頃に流行のピークを迎える感染症でしたが、近年では初夏に流行し始め、夏にピークを迎えることが多くなっています。
感染経路
RSウイルスは主に接触感染と飛沫感染で感染が広がります。空気感染はしないといわれています。
接触感染は、RSウイルスに感染している人との直接の接触や、感染者が触れたことによりウイルスがついた手指や物品(ドアノブ、手すり、机、椅子、コップ等)に触れることで感染することをいいます。
飛沫感染は、RSウイルスに感染している人が咳やくしゃみ、あるいは会話などをした際に口から飛び散るしぶきを浴びて吸い込むことにより感染することをいいます。
予防
外から帰った後などに、しっかり手を洗い、うがいをすることや、咳が出るときには、手やハンカチで口を押さえたりマスクを着用するなど飛沫が周囲に飛び散るのを防ぐ、「咳エチケット」を守ることなどが、とても大切です。
また、子どもたちが日常的に触れるおもちゃや手すりなどをこまめにアルコールや塩素系の消毒剤などで消毒することも有効です。
治療
RSウイルス感染症に対する治療薬は、乳児において発症を抑える薬がありますが、成人においてはRSウイルス感染症に対する特定の治療法はありません。
そのため基本的には症状を和らげるための対症療法が行われます。
RSウイルス感染症ワクチン
60歳以上や妊婦を対象としたワクチンがあります。接種を希望される方は、直接医療機関にお問い合わせください。
なお、妊婦が対象のRSウイルス母子免疫ワクチンは令和8年4月から予防接種法に基づく定期接種とする方向で検討が進められています。
詳細は「RSウイルス感染症に対する予防接種について」をご覧ください。
60歳以上を対象としたワクチンについては、法令に定められた定期予防接種ではないため、接種を受ける場合は任意接種となり、接種費用は全額自己負担となります。
自由診療ですので、費用は各医療機関が設定しています。接種をご希望の方は、医療機関へ直接ご相談ください。
関連リンク
RSウイルス感染症(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
RSウイルス感染症Q&A(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
お問い合わせ
健康増進センター 保健予防係
〒354-0021 埼玉県富士見市大字鶴馬3351番地の2
電話番号:049-252-3771
FAX:049-255-3321
