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咽頭結膜炎の流行について

最終更新日:2023年11月16日

咽頭結膜炎の流行警報が発令されました。

埼玉県感染症発生動向調査による県内医療機関(定点)からの報告数が、1定点あたり3.80人となり、国の定める流行警報である基準値3人を超えました。
警報が発令されるのは、統計のある1999年以降初めてです。

咽頭結膜炎とは

アデノウイルス感染による発熱やのどの痛み(咽頭炎)および結膜炎を主な症状とする急性感染症で、潜伏期は5~7日といわれています。感染力が非常に強く、感染経路は咳やくしゃみによる飛沫感染が主ですが、タオルを共有することでも感染することがあります。
また、夏にプールの水を介して流行することが多くプール熱とも呼ばれていますが、冬でも流行することがあります。ウイルスの種類はアデノウイルス3型が主ですが、他に1、2、4、5型など多様な型が原因となります。

咽頭結膜熱を広げないために

  • 咳エチケットを心がける

咽頭結膜炎は主に飛沫感染するため、飛沫を浴びないようにすれば感染する機会は減少します。マスクを着用するなど、咳エチケット(注1)を守ることを心がけましょう


(注1)咳エチケットは以下のことを気を付けてください。

  1. 咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
  2. 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること
  3. 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと
  • 外出後の手洗い

咽頭結膜炎は接触感染するため、流水・石けんによる手洗いは、手指など体についたウイルスを物理的に除くために有効な方法です。ただし、アデノウイルスはインフルエンザウイルス等と違い、アルコールによる消毒効果は弱いとされています。
また、ウイルスが体内に入らないように、むやみに目や口に触れたり、こすったりしないようにしましょう。

  • 患者との密接な接触を避ける

家族や周囲の人がかかってしまったときは、患者との密接な接触を避け、タオルの共用はしないようにしましょう。

  • 十分な休養とバランスの良い食事

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの良い食事を日ごろから心掛けましょう。

お問い合わせ

健康増進センター 保健予防係

〒354-0021 埼玉県富士見市大字鶴馬3351番地の2

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FAX:049-255-3321

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