このページの先頭です

ページID:710519301

A群溶結性レンサ球菌咽頭炎の流行について

最終更新日:2023年12月22日

A群溶結性レンサ球菌咽頭炎の流行警報が発令されました。

埼玉県感染症発生動向調査による県内医療機関(定点)からの報告数が、1定点あたり8.04人となり、国の定める流行警報である基準値8人を超えました。
警報が発令されるのは、統計のある1999年以降初めてです。

咽頭結膜炎とは

血清型がA群のレンサ球菌による上気道感染症です。レンサ球菌は、細菌性急性咽頭炎の最も一般的な原因菌で、学童期の小児に多く見られます。典型的には、2~5日の潜伏期間の後、突然38℃以上の発熱やのどの痛み、苺状の舌などの症状が現れます。熱は3~5日で下がり、1週間以内に症状は改善します。
まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。また、リウマチ熱や腎炎の原因となる場合もあります。
同じ細菌を原因とするものとして、劇症型溶血性レンサ球菌感染症があります。

咽頭結膜熱を広げないために

  • 外出後の手洗いやアルコール消毒等

細菌が付着した手で口や鼻に触れることで感染が広がるため、流水や石けんによる手洗いが有効です。また、アルコールによる消毒も効果的です。
細菌が体内に入らないように、むやみに目や口に触れたり、こすったりしないようにしましょう。

  • 咳エチケットを心がける

咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込むことでも感染が広がるため、飛沫を浴びないようにすることでも感染する機会を減らすことができます。マスクを着用するなど、咳エチケット(注1)を守ることを心がけましょう


(注1)咳エチケットは以下のことを気を付けてください。

  1. 咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
  2. 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること
  3. 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと
  • かかった人との密接な接触を避ける

家族や周囲の人がかかってしまったときは、患者との密接な接触を避けるようにしましょう。

  • 十分な休養とバランスの良い食事

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの良い食事を日ごろから心掛けましょう。

お問い合わせ

健康増進センター 保健予防係

〒354-0021 埼玉県富士見市大字鶴馬3351番地の2

電話番号:049-252-3771

FAX:049-255-3321

このページのお問い合わせ先にメールを送る