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水子貝塚の事業を紹介します

最終更新日:2020年9月11日

縄文おとうさんと

 水子貝塚資料館は、昭和48年に開館した富士見市立考古館を前身とし、平成10年に現在地に移転、12年に改称しました。郷土の考古資料の調査研究をとおし、それらの保存・整理を図るとともに、市民が文化財に親しみ学習する機会や情報の提供を行ってきています。
 また水子貝塚公園は、国指定史跡水子貝塚の保存と活用を目的に整備され、史跡公園として平成6年6月に開園しました。園内には展示館・復元竪穴住居、縄文の森などがあり、縄文時代のムラや貝塚について総合的に学習できる野外博物館的施設となっています。
 資料館と史跡公園の一体的利用・活用の推進や、相乗効果となる事業を進めています。以下に沿って概略を紹介します。


1.展示事業
2.教育普及事業
3.学校教育との連携事業
4.水子貝塚公園活用事業
5.市民学芸員の活動
6.竪穴住居の建て替え・改修工事
7.“縄文の森”の管理
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。(注記) 水子貝塚関係の年表は水子貝塚関係事項年表をクリックしてください。(PDF:148KB)

1 展示事業

常設展示の画像

常設展示
「よみがえる富士見の原始・古代」をテーマに、台地縁辺に沿って約60か所に及ぶ富士見市内の遺跡のそれぞれの時代を代表する資料を展示しています。約35,000~16,000年前の旧石器時代から、縄文時代早期の打越式土器(市指定文化財)、羽沢遺跡出土の獣面装飾付土器(県指定文化財)、北通遺跡出土の鉄剣やガラス玉(市指定文化財)、奈良・平安時代の出土品などを展示。


2019企画展示室

「コーナー展示」および「企画展」
常設展示の一部を入れ替えて平成30年11月~12月に「資料館友の会土器づくり部会作品展」を、平成30年12月20日~2月17日まで「からむしの会展~原始・古代の編む・織る・組む~を開催しました。
平成30年度の企画展は平成31年3月23日~6月9日の会期で「掘った!わかった!富士見市の遺跡-平成30年間の発掘調査-」を開催しました。


2 教育普及事業

写真をクリックすると事業概要が見られます。また写真下の事業名をクリックすると事業要項をご覧いただけます。

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。夏休み縄文体験2016(PDF:1,843KB)
28年夏休み縄文体験

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。夏の子ども土器づくり(PDF:847KB)
夏の子ども縄文土器づくり



ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。ジュニア考古学クラブ(PDF:3,842KB)
【28年度ふじみジュニア考古学クラブ】

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。土器づくり講座(PDF:2,423KB)
【28年 縄文土器づくり講座(一般)】



ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。おもしろミューズランドの様子(PDF:1,247KB)
≪ 土曜おもしろミューズランド ≫

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。いつでもセブン(PDF:536KB)
≪体験!いつでもセブン≫


3 学校教育との連携事業

 学習指導要領に基づく「総合的な学習の時間」の導入以降、水子貝塚資料館および公園を利用しての社会科授業、資料館職員が学校に出向く出前授業が増えてきています。学校教育と資料館の連携を今後も大事にしていきます。
 写真をクリックすると概要をご覧になれます。

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。社会科学習対応授業(PDF:1,311KB)
社会科学習に対応する授業をおこなっています

4 水子貝塚公園活用事業

 敷地面積3万8千平方メートルをこえる水子貝塚公園の活用事業として、地元実行委員会との共催事業で平成8年以来毎年開催している 「星空シアター」と、展示館で開催している「縄文の森コンサート」を紹介します。それぞれの写真をクリックすると概要をみられます。


星空シアター
【星空シアター】



平成30年度コンサート、アンデスの風



5 市民学芸員の活動

市民学芸員委嘱

市民学芸員委嘱式


 平成12年、資料館事業に市民の方の意見を広く取り入れ、資料館事業のサポートにも携わっていただくことを目的として始まったボランティア活動が市民学芸員制度です。
 現在、水子貝塚資料館には33人が登録されています。活動日は土・日・祝日で、主な活動は展示館での展示解説、資料館主催の体験事業やイベントなどの企画や準備も含めたサポートです。活動をとおして、来園者にじかに接し、ダイレクトに声を聞くことができます。職員だけではつかみきれない、貴重な情報がたくさんあります。これを伝えいかし、市民に開かれた資料館を創り出す大きな役割を市民学芸員の方々が果たしています。
 ある市民学芸員は語ります。「楽しませていただいてます。自分の生活の中で目的をもって活動できる喜びがあります。」

市民学芸員集合

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。「富士見市市民学芸員に関する要領」(PDF:143KB)



市民学芸員
月例会のようす

ガイド風景
復元竪穴住居でのガイド

火起し
火起こしの指導


6 復元竪穴住居の建て替え・改修工事

 「国指定史跡水子貝塚」公園内には縄文時代の復元竪穴住居が5棟あります。
これらは公園施設の中でもっとも老朽化が著しく、平成25年度から平成29年度にかけて1棟ずつ全面的な改修工事を行いました。

1号復元竪穴住居
平成28年度に行った、第1号復元竪穴住居の位置

1住改修風景
第1号住居の修理のようす(平成28年度)写真をクリックすると作業経過の概要をご覧になれます


7 “縄文の森”の管理

 水子貝塚公園は、当時のムラを囲んでいた木々を中心に、縄文時代の森を再現しています。縄文の森を再現するにあたり、富士見江川流域のボーリング調査を行い、水子貝塚とほぼ同時代の地層から珪藻(けいそう)や、花粉を採取しました。そのデータと水子貝塚から出土した炭化種子などをもとに当時の植生を推定しました。
 平成6年の開園当初は56種、11,000余本の樹木が植栽されました。クヌギやケヤキなどの高木が1770本、中木が1450本、ササやウツギなどの低木が7,800本。現在はナラ・クヌギ・マテバシイ・シラカシなど季節ごとにさまざまな表情を見せてくれます。森の木は建築材に使われ、木の実は縄文人の大切な食料でした。
 開園から25年目を迎え、森も大きく変化してきました。特に高木類の変化が著しく、隣接の民家に越境したり、枝葉が茂りすぎて見通しが悪く、大きく成長しすぎて互いに干渉し伐採を余儀なくされる樹木もあり、立ち枯れや、倒木もみられとても危険な状態がみられるようになってきました。定期的に巡回しながら、枯木、枯枝の除去をおこなっていますが、来園者の皆様からのご指摘、ご意見などもお寄せいただければ幸いです。
 今後は、「縄文の森」として樹木を元気に育てていくためにも適切な剪定(せんてい)や間引きも必要な作業となります。
秋の縄文の森の変化をご覧いただけます。

平成7年空撮

平成7年 開園直後の水子貝塚公園
植樹したばかりの景観をみることができます。水子貝塚資料館も建設されていません(上が西方向)


15年空撮
平成15年ごろ (開園9年目)森としての風格がでてきました。上が北方向 ((注記) 写真は国土地理院閲覧サービスより)

平成19年空撮
 平成19年ごろ (開園13年目)うっそうとしてきました。((注記) 写真は国土地理院閲覧サービスより)



現空撮
最近の水子貝塚公園の景観(上が南方向)

水子貝塚からn富士山

富士山シルエット


水子貝塚は標高18メートル前後、富士山まで直線距離で90キロメートル。真冬の晴れた朝には、水子貝塚公園南門や西門からクッキリと見ることができます縄文時代には水子貝塚から富士山の全容を見ることができました。


お問い合わせ

水子貝塚資料館

〒354-0011 埼玉県富士見市大字水子2003番地1

電話番号:049-251-9686

FAX:049-255-5596

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