被災地の中学生とソフトテニス交流会を開催しました
最終更新日:2019年1月25日
冬休み終盤の1月4日から三日間にわたり、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市から中学生を富士見市に招き、市内中学生とソフトテニスで交流会を開催しました。(主催:富士見市ソフトテニス連盟)
開催概要
- 開催日
- 平成25年1月4日(金曜日)~6日(日曜日)
- 開催場所
- 富士見市運動公園テニスコート
- 主催
- 富士見市ソフトテニス連盟
大船渡市ソフトテニス協会 - 後援
- 富士見市教育委員会
富士見市体育協会
大船渡市教育委員会
大船渡市体育協会
- 参加中学校
- ≪富士見市≫
勝瀬中学校・東中学校・西中学校
≪大船渡市≫
大船渡中学校・綾里(りょうり)中学校
日頃市(ひころいち)中学校・
末崎(まっさき)中学校・赤崎中学校・
越喜来(おきらい)中学校
生徒44名、引率4名 - 試合数
- ダブルス全198試合
交流会のようす
開会式での黙とう
全6中学校にテニス用品の贈呈
次の写真は、西中学校美術部の生徒がこの日のために制作したパネルと寄せ書きです。
西中学校美術部作成パネル(1)
大船渡の中学生へ寄せ書き
西中学校美術部作成パネル(2)
来賓の方々
多くの方の支えにより開催されました
試合になると真剣そのもの
元気な声がコートに響きました
試合後は笑顔で握手
『また試合がしたい!』
メーセージを記したボールとカード
バスの見送り
写真上「バスの見送り」では、グラウンドで手を振る予定でしたが、別れを惜しんだ生徒たちは土手を駆け上がり、バスが見えなくなるまで手を振っていました。
左の写真は、富士見市ソフトテニス連盟の千葉会長(写真右)です。
千葉会長は大船渡市のご出身で、昨年の夏、全国のテニス仲間ととともに生まれ故郷を訪れた際に、コートが津波で壊されたり仮設住宅が建てられたりして、思うようにテニスができない生徒が多くいることを知り、「何とか力になりたい」と市や関係団体に呼びかけ、今回の交流会を実現しました。
「この交流会を支えてくださったすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。」と、おっしゃっていました。
交流会を終えて
今回のソフトテニス交流会に参加した大船渡市中学生44人。うち2人は津波で家族を亡くしたほか、13人は津波で自宅が流されたり全壊したりしています。今も10人が仮設住宅で暮らしています。
千葉さんが引率された先生に話を伺ったところ、今回の交流会で、「震災後の大船渡ではなかった生徒たちの笑顔を見ることができた。」と、おっしゃっていたそうです。また、帰郷した中学生たちが書いた交流会の感想文集が送られてきて、涙が止まらなかったそうです。
44名の感想文をご紹介したいところですが、その中から共通する部分をご紹介します。
- 富士見市の中学生は、人の前を通るときに「前、失礼します」と、大きな声で挨拶ができていた。普段心の中で思っているだけでななく、「声に出して人に感謝を伝える大切さ」に気づいた。
- 広いテニスコートで、3日間思いっきりテニスができて嬉しかった(楽しかった)。
- 今回の交流会が、とても多くの人に支えられていることを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
- 富士見市の中学生から、技術だけではなく「礼儀」や「マナー」を教わった。
- きれいに整備されたテニスコートをはじめ、準備に関わっていただいた方に感謝したいです。
- もっと練習して、強くなって、また富士見市の中学生と試合がしたい。(富士見市にまた来たい)
- 大船渡に新しくできた市民コートで、富士見市の友だちと試合がしたい。
- 最後にバスを見送っていただいた時の気持ちは、一生忘れない。
岩手県大船渡市
岩手県大船渡市
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