『グループみずほ』がNPO法人設立10周年を迎えました！！

　富士見市のNPO法人第1号として設立された「特定非営利活動法人グループみずほ」が、平成24年4月に10周年を迎えました。

　5月26日に第10回の通常総会が開催され、平成23年度の活動報告や収支決算などの報告がされました。平成23年度は、前年度以上の実績をあげ、計画比110％を達成しています。また、従業員の労働環境の整備もますます進んでいます。

＜平成23年度の主な事業報告＞

• 助け合いサービス事業
  　住民参加型在宅福祉サービス団体として県に登録し、既存の福祉制度では対応しきれないサービスを提供しました。
• 居宅介護支援事業
  　自然災害が起きた場合のマニュアル作り、利用者顧客満足度アンケート調査を実施し、内部の充実化と技術の向上を図りました。
• 訪問介護事業
  　ヘルパーを2名採用しました。また、2級ヘルパー養成講座実習生を11名受け入れ、地域社会福祉の向上に寄与しました。

　この日は、社会福祉士の本橋朝子氏を講師に招いて、「成年後見制度」についての学習会も行われ、従業員のみなさんが熱心に講演を聴いていました。また、従業員の方が日ごろから「誰がどんなことで困っているか」を考えて活動されているということが、講師の方とのやり取りでよく伝わってくる学習会でした。本橋氏は、「万能なもの（人）はないので、1人がいればいいというもではない」、「手助けが必要な方には、ご本人が信頼できるサービスを受けられる“いい出会い”が必要」とおっしゃっていましたが、たくさんの人にグループみずほを知ってほしい！出会ってほしい！と感じました。

　グループみずほは、開設以来、地域に根ざし、地域の方と連携を持ちながら活動していますが、今後高齢化が進むにつれ、地域に密着した顔の見える福祉サービスはますます必要とされてきます。昨年度の取材でお話を伺った際に、「夢はディサービスを作ること！」と話していた臼井理事長。その夢に向かって、23年度はディサービスの立ち上げの条件・準備・経営などについて勉強会を開催したりと、グループみずほの特性を活かしたディサービス設立に向け着実に進んでいる姿がうかがえました。グループみずほならではと言われるディサービス作りをしていくという臼井理事長のお言葉もあり、実現が待ち望まれます。