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富士見ガーデンビーチは令和3年度をもって閉園します

最終更新日:2021年10月27日

富士見ガーデンビーチ閉園セレモニーを開催しました

昭和59年に開園した富士見ガーデンビーチは今年度をもちまして閉園いたします。37年の歴史に感謝を込めて令和3年10月24日(日曜日)、富士見ガーデンビーチにて閉園セレモニーを開催しました。

当日はのべ1600人以上の方が来場し、多くの市民の皆さんでに賑わいました。

富士見ガーデンビーチ建設の写真から開園当時、そして現在までの思い出の写真の展示や、流れるプール内に直接書き込むメッセージコーナーでは訪れた多くの方が思い出を振り返っていました。また、子どもプールではニジマスつかみ取り大会が行われたり、50メートルプールではパンダボート体験をしたりと、様々な形で富士見ガーデンビーチのプールを楽しんでいました。

閉園式典では、様々な世代の方々の富士見ガーデンビーチでの思い出が朗読され、訪れた方々も共感しながら思い出にひたっていました。そして寂しさが残る中、富士見ガーデンビーチ最後のイベントが幕をとじました。

長い間ご利用くださった皆さま、ありがとうございました。


思い出の写真展示


ニジマスつかみ取り大会の様子


パンダボート体験の様子


縁日コーナー


流れるプール内メッセージ書き込みコーナー


閉園式典の様子

閉園に至った経緯

富士見ガーデンビーチは体育振興や健康増進を目的として昭和59年6月にオープンした施設です。
今後の運営について検討する中で、少子高齢化や余暇活動の多様化、気象状況の変化などを背景に利用者数は減少傾向にあり、富士見ガーデンビーチは公共施設として当初の役割を果たした施設との認識に至りました。
また、施設としては既に37年を経過しているため老朽化が進行しており、維持管理費も年々増加傾向にあります。
富士見ガーデンビーチに係るこれまでの懇談会や報告会に参加した市民の方々からは、「維持管理費用が高い」「年間を通して幅広い世代が利用できる施設が欲しい」などの声を多数いただきました。
教育委員会では、これらの検討や意見を総合的に判断し、現指定管理者の委託期間である令和3年度をもって富士見ガーデンビーチを閉園することとし、富士見ガーデンビーチ条例の廃止について令和3年第1回(3月)定例会へ議案を提出したところ、賛成多数で可決されました。

運用検討の経過

令和元年度

日付 実施内容
8月

富士見ガーデンビーチ運営に関する意識調査(アンケート調査)
この調査では富士見ガーデンビーチの利用者数の減少や老朽化、年間維持管理費用などの現状や課題を説明せずに市民の皆様の「富士見ガーデンビーチに対する意識」や「利用状況」などを把握するために実施しました。
1.配布対象
市内在住18歳以上の男女、市内公共施設(14個所)利用者、市ホームぺージ閲覧者、市内小学3年生~6年生(勝瀬小、水谷小、針ケ谷小)
2.回答数(回答率)
市内在住18歳以上の男女464通(38.66%)、市内公共施設(14個所)利用者218通(27.25%)、市ホームページ閲覧者46通(市外4人)、勝瀬小429通(99.30%)、水谷小352通(94.36%)、針ケ谷小178通(85.57%)
3.アンケートの結果
(1)令和元年にガーデンビーチを含めてプールへ行った人は3割弱
(2)令和元年にガーデンビーチを利用した人は2割弱
(3)ガーデンビーチを必要と感じている人は約7割(理由は子どもたちのため、近いから、安いからなど)
(4)ガーデンビーチに行く理由は近いから、安いから、親子で遊べるから
(5)令和元年、小学生は半径2キロメートル以内の勝瀬小学校は約7割が利用。半径2キロメートルを超える水谷小学校と針ケ谷小学校では約半数の児童が利用
4.考察
(1)大人のプール利用率は低いが子どもたちのために市民プールはあった方が良いと考えている。
(2)市民プールのメリットは「近い」「安い」「親子で遊べる」だが、半径2キロメートルを超えると「近い」という感覚が少ない。子どもたちが安心して楽しめるプールは2キロメートル以内が理想。

9月17日
火曜日

第1回富士見ガーデンビーチ運用に関する市民検討会議
内容
・全体スケジュールについて
・現状について
・意見交換
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。会議録はこちら(PDF:231KB)

12月17日
火曜日

第2回富士見ガーデンビーチ運用に関する市民検討会議
内容
・今年度の運営状況について
・市民アンケートの結果報告について
・その他、報告事項について
・市民懇談会の開催に向けて
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。会議録はこちら(PDF:238KB)

1月24日
金曜日

富士見ガーデンビーチ運用に関する市民懇談会(1日目)
主な質疑の内容
Q.昨今、全国で1,000か所以上のプールが廃止されているそうだ。維持管理が大変で自治体の負担が大きいこと、少子化で利用者が減っていることが原因だと聞いた。ガーデンビーチをリニューアルする場合に約18億円の費用が掛かるということだが、市は負担できるのか。捻出できる当てはあるのか。
A.全ての費用を市民の税金から支出することは難しいと考えている。クラウドファンディングやふるさと納税等の寄付金の活用を検討するとともに、入場料の値上げも視野に検討しなければならないだろう。
Q.ガーデンビーチを廃止する場合、学校プールの開放等は考えているのか。
A.ガーデンビーチのあり方として、子どもための施設という意味合いが強いと認識している。子どもに身近な施設ということで、学校プールを開放することも可能性としてはあり得る。
Q.年間約50日の運営日に対する指定管理料としては、現在の金額は高いと思う。費用の妥当性の見直しや、運営の改善・努力等、やっていることがあれば教えてほしい。
A.入場料の見直しを検討したこともあったが、近隣の公営プールと比較してもガーデンビーチの入場料は平均的な金額であること、値上げをすると利用者が少なくなるという懸念もあることから、指定管理者とも協議のうえ据え置いた。ポスターやホームページ等の宣伝手法については、指定管理者と協議しながら決めている。
その他意見
・毎年50日程度の運営の費用としては、年間維持費用が約4千万円という金額は高額すぎると感じる。
・子育て世代を呼び込むためには、ウォータースライダーや流れるプールを備えたプールの存在は大きな売りになるので、ぜひ維持してほしい。
・生涯学習施設として、子どもだけではなく高齢者も利用できる通年の施設を検討してほしい。温水プールやお風呂等のある施設を研究・検討してもらいたい。

1月25日
土曜日

富士見ガーデンビーチ運用に関する市民懇談会(2日目)
主な質疑の内容
Q.市外からの利用者数のデータはあるか。
A.ごく少数のアンケートであるため確実なデータではないが、市外の利用者の方が多いと考える。
その他意見
・施設を残す方向で考えて欲しいが、オープン当初と状況が変わっているので、縮小等もやむを得ないと感じた。
・出来るだけアクセスの良い場所に多目的の施設を作るのはどうか。現状のガーデンビーチは約50日の営業日に対してコストが大きすぎると思う。先ほどの説明を聞く限りでは、新しいものを別に考えた方が得策ではないか。
・民間の施設やスイミングスクール等も増えているが、ガーデンビーチのような幼児が遊べる施設はなかなか無い。しかしながら、10カ月間も活用できない期間があるのはもったいない。規模を縮小したとしても通年使える屋内施設を考えた方が良いのではないか。
・通年利用できる施設、かつ近隣市町との連携ができれば良いのではないか。
・市内の他の公共施設でも老朽化している施設あると思う。1階がプール、2階が保育所等、複合施設とするのも一案ではないか。
・条例にもあるように、富士見ガーデンビーチは市民の体育振興と健康増進を図る目的でつくられた。時代が変わり、今どのような目的でどのような施設が必要とされているのかが課題だと思う。
・いくらお金がかかっても、投資効果が得られるのであれば良いと思う。投資効果とは健康増進といったことだけではなく経済的な部分も含まれる。行政側に収益が入る仕組みを考えるのはどうか。

1月29日
水曜日

第2回富士見市スポーツ推進審議会
内容
・第51回入間東部地区駅伝競走大会について
・第50回富士見市新春縄文マラソンについて
・東京オリンピックについて
・富士見ガーデンビーチの今後の運営について
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。会議録はこちら(PDF:255KB)

2月28日
金曜日

第3回富士見ガーデンビーチ運用に関する市民検討会議
内容
・「富士見ガーデンビーチ運用に関する市民懇談会」及び「富士見市スポーツ推進審議会」のまとめ
・意見交換会
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。会議録はこちら(PDF:236KB)

3月18日
水曜日

教育委員協議会
内容
・富士見ガーデンビーチの運用に関する検討状況について
教育委員の意見
・安全を確保するためには維持管理費用が増加するであろうし、その費用は必ず確保しなくてはならない。
・市全体を考えた時に必ずしもプールである事が住民の利益に繋がるとは限らない。もっと広い視野で検討をしたほうが良い。
・現在は子どもが中心の夏場だけの施設になっているため、多世代が通年使える施設として合理化を図る必要がある。
・温水プールを設置する場合、規模にもよるがプールをリニューアルする以上の費用が掛かる事が予測される。また年間維持費も今の数倍の費用が掛かる可能性がある。
・学校プールの利用は1学期の後半と夏休みの前半の一部期間であるため、さらに有効的な使用方法として一般開放する検討が必要である。


令和2年度

日付 実施内容

11月9日
月曜日

教育委員協議会
内容
・ガーデンビーチの運営について
主な質疑の内容
Q.入場料をもっと上げたら維持管理費用の足しになるのではないか?
A.入場料については以前検討したことがあるが入場料を上げる事により入場者数も減少する可能性もある。指定管理者と検討した結果、値上げには至らなかった。
Q.利用していない側から見ると経費が高いと感じるが、実際使っている人からみると、どう見えるのか?
A.懇談会等においては、このままお金を掛けてでも継続した方が良いという意見は極めて少なく、お金を掛けるのであれば他市や民間と連携するべきとの意見はあった。
その他意見
・たとえプールが無くなったとしても跡地が良くなったと、市民に納得していただける施設にしてほしい。
・「富士見ガーデンビーチ運用検討についての報告会」の開催にあたり、コロナの時期ではあるが、出来るだけ多くの方に納得していただければと思うので、よろしくお願いしたい。

11月12日
木曜日

議員説明会
質疑や出された意見の内容
Q.跡地施設の件はプール以外の敷地も含めて考えているのか。
A.具体的な検討は始まっていない。スポーツ所管課としては市民から意見をもらう場を作っていきたい。
Q.跡地の売却は考えていないのか。
A.売却となると、公共施設マネジメントの観点となり市全体としての話となる。教育委員会として売却は考えていない。
Q.市として市民プールはあった方がいいと考えているのか。
A.屋外プールは時代に合わないと考えている。
Q.多世代が使える市民プールという選択肢はあるのか。
A.リニューアルするには多額の費用が掛かる。子どもたちのプールについては学校開放を利用することで確保しながら、慎重に検討していきたい。
Q.7割の人が必要という施設をいきなり無くすのはどうなのか。指定管理者を3年で募集したり、必要な修繕をしながら次の検討をすべきでは。
A.老朽化が進む中、プールの事故は絶対にあってはならず安全を確保しながら運営しているが、ここで次のステップを考える時期だと判断した。

11月27日
金曜日

市PTA連合会常任理事会
出された意見
・子どもたちの為に活動している一個人としては、寂しい気持ち。子どもが思いっきり遊べる場所がなくなっている。
・今後の新しい施設について、今までどおり子育て世帯向けの施設にしてほしい。これ以上高齢者向け施設はいかがなものか。
・世代が分かれて使用できる公園、例えばボールパーク等だとありがたい。思いっきり体を動かしたり、球技が出来る環境がほしい。

12月11日
金曜日

富士見ガーデンビーチ運用検討についての報告会(1日目)

主な質疑の内容
Q.耐用年数が30年という中で、その前後での検討結果は提示できないのか。耐用年数がわかっている中でこれまでどのような対策をしてきたかを教えてほしい。
A.30年という耐用年数はありつつも廃止や継続といった議論まで至らなかった。毎年様々な修繕を行う中で今後も継続していけるであろうという考え方を持っていた。
Q.来年度もコロナが終息せず、ガーデンビーチをオープンできないとなったとき、それでも令和3年度で終了ということでよいか。
A.現状では来年度での閉業を目標としている。コロナの状況はどうしても読めない。来年オープンできないとなった場合でも指定管理の契約期間終了や以降の安心安全の確保のためにも、これを区切りとして次の段階へ進みたいと考えている。
Q.検討の中で学校プールの活用の案が上がっていると思うが、今の時点で教職員や子どもに意見を聞いているのか。
A.下話の段階ではあるが、学校のプールを活用していきたいという話はしている。また、運営方法に関しては民間に委託するなど、学校側へ負担がかからない実施方法を検討している。
その他意見
・ガーデンビーチは令和3年度に指定管理の契約が終了するということだが、来年度オープンするのにも修繕費用等多く掛かりそうだが、違約金を払ってでも今年度で指定管理の契約をやめた方が費用は掛からないのではないかと思った。

12月12日
土曜日

富士見ガーデンビーチ運用検討についての報告会(2日目)
主な質疑の内容
Q.富士見ガーデンビーチは廃止ありきということか。現在の施設を民間の力を借りて収益化するということは考えていないのか。
A.現在の施設で収益化を目指すことは考えていない。利用者も減っており老朽化もある。また、屋外プールのため気候の変化に影響される。今後、新たな形で市民、子どもたちに提供できるような施設を考えていきたい。
Q.子どもたちにとって遠い場所であるならば、バスを通せばよいのではないか。バスを通して子どもたちに無料で行けるような方策を考えればよい。
A.オープン当初はガーデンビーチ行きのバスを運行していたが、利用者の減少とともに廃止された経緯がある。
Q.来年度で終了とあるが、修繕をしないと営業ができないのか。修繕しても1年で終わるというのは余計にお金がかかるのではないか。
A.今年オープンできなかったために、ろ過機や様々な設備を動かしていないため、来年の修繕規模はまだわからない。例年より経費が掛かることもあり得る。
その他意見
・参加前は子どもたちの事を考えれば継続した方が良いと思っていたが、維持管理費用の事を考えると、過渡期にきているのは確かだと思う。
・公共施設でしかできない事を行うことは大切。青少年のための施設として新たに考えていただきたい。
・無くなるのは残念だが、原理原則に戻って市民の為、良い場をつくってください。
・リニューアルは反対です。高すぎます。少子高齢化もあり、多額の費用に無理があります。学校プールの開放を希望します。
・高齢者の健康や生きがいについても検討してほしい。温水プールは高齢者福祉の問題や介護予防としても役に立つので実現してほしい。
・市内の保育園児や幼稚園児が専用利用できる期間がある。高齢者の意見は聞いているけども、もっと下の子どもたちに焦点を当てた意見も入れてほしい。

12月16日
水曜日

第12回定例教育委員会会議
内容
・令和2年12月定例市議会の報告について
・ガーデンビーチ運営検討報告会の実施報告について
・第2次富士見市教育振興基本計画の見直しの検討について
・新型コロナウイルス感染症に関わる対応について
・富士見市成人式典について
・車いすバスケットボール体験教室の実施報告
・セルビア関連出前講座(特別支援学校)報告
・女子栄養大学とのコラボ給食提供について
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。会議録はこちら(PDF:258KB)

12月21日
月曜日

第1回富士見市スポーツ推進審議会
内容
・各種事業の実施状況について
・富士見ガーデンビーチの運用検討に関する報告
・富士見市スポーツ推進計画について 他
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。会議録はこちら(PDF:240KB)

12月28日
月曜日

富士見市スポーツ推進審議会からの提言提出
提言1
「富士見ガーデンビーチを令和3年度の運営をもって閉園する事は妥当である」
老朽化などの課題がある中、安全な状態のまま施設を閉園させる判断は適切であるものと考える。最後の1年は多くの市民に楽しんでいただけるよう依頼する。
提言2
「跡地活用は幅広く市民の声を聞きつつ、設置目的を明確にすること」
跡地活用については、どのような課題に対応するための施設であるのかを明確にする必要がある。市全体で公共施設の設置目的を明確にする必要がある。
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。提言書はこちら(PDF:96KB)


代替事業

閉園に伴い、富士見ガーデンビーチの代替事業として、令和4年度から学校プールの開放や夏季イベント等を実施する予定。

跡地利用

令和3年度から市民の声を幅広く聞きながら、公共施設の在り方も含めて跡地利用について検討します。また、跡地利用が決定するまでの間の建物や敷地の有効活用や管理についても検討を行います。

今後のスケジュール

スケジュール案
富士見ガーデンビーチ及び跡地利用について令和3年度以降のスケジュール案

「富士見ガーデンビーチ運用検討報告」に対する意見募集の結果

教育委員会では令和3年1月8日(金曜日)から、報告会に参加できなかった方のためにホームページ上での動画配信と「富士見ガーデンビーチ運用検討」に対するご意見・ご要望を募集しました。
意見の結果は次のとおりです。
結果について:ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。意見募集の結果(PDF:246KB)

お問い合わせ

文化・スポーツ振興課 スポーツグループ

〒354-8511 埼玉県富士見市大字鶴馬1800番地の1 市庁舎2階

電話番号:049-252-7139

FAX:049-254-2000

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