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打越式土器(富士見市指定有形文化財)

最終更新日:2021年7月15日


 打越遺跡(東みずほ台3丁目)は、旧石器、縄文、弥生、古墳、奈良、戦国の各時代の遺構が確認されている市内屈指の遺跡です。特に縄文時代は、早期・前期を主体に230軒以上の竪穴住居跡が発掘されています。
 打越遺跡から出土した縄文時代早期の終わりころ(約7500年前)の土器は、打越遺跡の名をとって打越式土器と命名されています。この土器の特徴は、底のとがった砲弾状の器形とハイガイなどの貝殻の縁で付けられた鋸歯状の模様です。その出自は東海地方に求められ、静岡県東部、山梨県、神奈川県、東京都、埼玉県を中心に分布しています。おおよそ3段階の変遷が認められ、打越遺跡のものは中段階にあたり、これより新しい段階のものは氷川前遺跡(水子地区)から出土しています。
 2017年に打越式土器のうち、3点が富士見市指定有形文化財に指定されました。



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